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once upon a time,

Iris Tradをビール片手に聞くのが好きなエンジニアが、機械学習やRubyにまつわる話を書きます

神奈川Ruby会議を開催しました #kana01

去る2015年1月17日に神奈川Ruby会議を行いました。 公式サイトにはスライドや動画も上げましたのでよろしければご覧ください。また、るびま班が近々レポートを上げてくれるはずですので、そちらもお楽しみに。

スタッフの反省会はこれからですが、その前に自分自身で振り返ってみたいと思います。

なぜやったか

僕自身、大江戸Ruby会議03に参加したのがはじめてのRubyコミュニティの活動への参加でした。 予備知識もなく行ったのですが、Rubyの世界にもっと飛び込んでみたいと思ったのを覚えています。そして翌月からはyokohama.rbに通うようになり、kawasaki.rbを立ち上げました。

kawasaki.rbを開催する中で、RailsをやっていないRubyistに来てもらえることが結構多いなーと感じていました。また、昼間はJava/PHPで趣味でRuby書いてますみたいな人も多いように感じていました。 勉強会や地域Rubyコミュニティは東京に集中しているけど、神奈川みたいな東京以外にもRubyを触っている人はいっぱいいるはずで、そういう人たちで集まってリージョナルをやると一味違った会になるのではないか、という想いが強くなりました。 また、普段あまり勉強会に出ないエンプラな人たちとっても、Rubyコミュニティに参加できるきっかけになるようなリージョナルをやりたい、と思いました。 そして、エンプラな人やWebな人が様々な場所でクロスする、そんなきっかけの会議になるといい、そう思っていました。

techyじゃないリージョナルRuby会議

会議中にも僕自身言ってしまったのですが、「エモいリージョナルRuby会議」だったと思います。 プログラムを考える段階で、技術に触れるのはむしろペアプロだけになるな、とはわかっていましたが、あえてそういう構成にしました。 ペアプロは準備をきちんとしただけあって、かなり楽しんでいただけたようで嬉しかったです。

それは、Railsという前提を持たないで、楽しんでもらうにはどうしたら良いだろうか、ということを考えた結果でもあり、はじめてのリージョナルがどういう形ならモチベートされるだろう、ということも考えていました。

高橋会長が偶然にも講演の中で「勉強会で勉強するのは思ったより効率が悪い」という話をされていましたが、それについての説明で「つながりを作ったり、疑問に思ってること/わからないことを質問したり、モチベーションを高めたりするという効果が大きい」というを話されていました。 モチベーションを維持したり上げたりするのに、こういうリージョナルのようなイベントや勉強会は非常に良いという想いを僕自身持っており、面白いことをやっている人の話を聴くだけで、自分も創造的な活動をしようという気になってきました。それを恩返ししたいと思っていたのでした。

もう一つ、せっかくだからRubyにまつわる色々な立場の人を集めて、自身の言葉でエンジニア(やその先から発展したマネージャー、経営層)の考えに触れたいとも思っていました。 トークセッションを中心に、「何を作ったか」ではなくて「どう考えてきてどう歩んでいるか」にフォーカスするような話をお聞かせいただきました。 ソフトウェア業界の歴史自体がまだ浅く、キャリアパスについて何がベストプラクティスかがわからないという人も多いのではないでしょうか。そうしたなかで、咳さんのチームの中での帽子を発明してもいいんだよ、という言葉ではありませんが、絶対的なパスが無い中でいかに自分の道を選ぶかの事例として参考に出来る部分があれば良かったなと思っています。

技術的な楽しみは、ペアプロでやってもらえばいい、そう割りきりましたが、結果的に幅広いレベルの人に楽しんでもらえたようで良かったです。

切り捨てたもの

コミュニティのLTの時間を設けませんでした。 これはあえて割り切っていたのだけれど、結構色々な方から「LTの募集はいつですか?」と聞かれました。コンセプトによるとは思うのだけど、大江戸Ruby会議のように「生活発表会」というスタイルでやるのであればLTの時間は設けても良いと思います。

ここらへん、次回やるとしたら(コンセプトにもよるけど)多分やるのかなぁと思います。

今回、yokohama,kawasakiの両コミュニティの助力を得ながら進めていったのですが、もっと協力したかった、という声をいただいたのも事実です。ですので、普段やっていることベースで表現する場所があってもよかったな、というふうに思います。

やると決めてからの流れ

前半戦

2014年の4月にはサイボウズLiveに一つ目のToDoができていました。 この段階で会場にはだいたい当たりをつけて交渉を始めていました。 ちなみに、日時の決定はもう少し先までかかったのですが、ShibuyaRuby会議やTokyu Ruby会議など様々なリージョナルとかぶる日程になりそうだったので、年をずらしての開催としました。

コンセプトも決めて、登壇者もこの人にお願いしたいというのを話し合いで決めて、満足して1,2ヶ月止まるということもザラにありました。

後半戦

サイトを作ったり、トークセッションの打ち合わせをしたり、Tシャツ作ることにしたり、色々ありました。

Tシャツは、アンチハラスメントポリシーを決めた段階で相談できる相手がわかりやすいのが大事であろう、ということもあり導入しました。tmix.jp@spice lifeさんにはとても感謝しています。

DoorkeeperのPaulにも色々相談に乗ってもらって助かりました。

開催当日

設営はNTT-ATさんにほぼ全面的に協力していただく形で、ほとんどお任せ状態でした。 朝会をやり、バタバタしながらのオペレーションでした。(特に、1syoさんとmiyohideさんには大分助けられました)

当日、実行委員長は他に何もやっちゃいけないという当たり前のことを痛感しました。

ツール

チャットにはFacebook Messengaerを使い、タスク管理にはサイボウズLiveを使いました。 今どきだったら、Slack+Github private repoなのだとは思うが、2014/2とかの段階ではまだSlackという選択肢をあまり考えられていませんでした。

特に我々のコアスタッフの中にはGithubが社内proxyで阻まれている人がいたため、モバイルアプリが安定していることと、Githubのprivate repoはお金がかかるため、プロジェクトが終わった時に削除するとデータもアクセスできなくなるというデメリットが発生します。 あと、サイボウズLiveについては、一元管理ができるという期待を持って使っていました。実際には通知周りや検索、モバイルアプリの辛さが重なりました。

結局は一覧・検索性の高さが大事で、それが担保されていなければ一元管理した所で意味が無いと気づいたのはもう色々やり始めた後でした。

今やるなら、Androidアプリも安定してきたこともありSlack+Google Docsでの共有で進めると思います。Google DocsGoogle groupsでメンバー管理をすると、グループに対する権限のコントロールが簡単になります。 ただし、緊急の時のためにFacebookでつながっているとMessengerで電話がかけれるのでおすすめです。

ちなみに、公式サイトは既に立ち上がっていたkawasaki.rbにのっかる形でJekyll in Jekyllにしました。(かなりハマりどころが多くて同一orgに二個サイトは辛かった)

感想

はじめての実行委員長業務で不慣れな中を、色々と手から溢れることをスタッフの仲間に支えてもらってなんとか走り抜けることができました。

個人的には、お話いただいた講演はどれも想像していた以上に、Rubyistとしてソフトウェアエンジニアとしてどう進んでいくべきかという考える種に富んでいた内容で嬉しかったです。

特に高橋会長の「文化としてのRubyを広めていく」という話を聞いて、まさに自分がこの会議でやりたかったことだとうのを再認識させられました。Rubyが良い理由は様々なところにあって、「Gemfileやbundler便利じゃん、なんでこの言語にないのよ?」って気軽に展開していく様とか、当たり前と思っているところが実はRubyの文化を背景にしているからなんだなぁと振り返っていました。

あと、気づけば31歳になっていたので、miyohideさんが「コミュニティ活動していて嬉しかったこと」としてあげていた、例のリストを共有して終わりたいと思います :)

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